田嶋製菓について
伝統の味
初代店主 田嶋福平が戦後すぐに鴻巣市で創業しました。最初はパンの卸売りからスタートし、のちに和菓子を販売することとなりました。
2代目 田嶋功之が現在の「いがまんじゅう」の形状を発案し、店頭販売するようになりました。当初は地元の皆様を中心にご愛顧いただいていましたが、当店のいがまんじゅうがテレビ等で取り上げられるようになってからは、全国の皆様からもたくさんのお問い合わせ、ご注文をいただくようになりました。
現在、3代目 田嶋隆幸は、先代からの伝統の味を大切に守りながら、小さなお子様からご年配の方までご家族の皆様に愛されるお店を目指し、一つ一つの和菓子に心を込めて日々精進しております。
今後ともより多くの皆様に喜んでいただける和菓子作りに取り組んでまいりますので、ご愛顧の程どうぞよろしくお願いいたします。
いがまんじゅうとは
埼玉県北地域の郷土食
埼玉県北部に伝わる和菓子で、まんじゅうのまわりに赤飯をまぶしてある姿が、栗のいがに見えることから「いがまんじゅう」と名付けられたといわれていますが、定かではありません。
もともと県北地域の農村で各農家が、田植え後の農上がり、夏祭り、稲刈り時期にいがまんじゅうを重箱に詰め、知人や親せきに贈答用として作っていたのが、後に和菓子店の店頭で販売されるようになりました。
いがまんじゅうは埼玉県北地域の郷土食として長年親しまれ、平成19年、農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」で埼玉県の郷土料理として選ばれました。